色の面積効果
2016.05.03 (Tue) 更新
色は見る面積の大きさにより見え方が違ってきます。
インテリア・家具など、小さな色見本を見ただけで即決してしまうと実際届いたときに予想していたのとかなり違うことがあります。
小さな面積で色を決めてしまうと、大きな面積になったときに明るさ・色味に差が出てしまうのです。
明るい色は小さな面積で見た時よりも大きい面積でのほうがより明るく感じます。
有彩色は色味も少し増したように見えます。
暗い色はそれとは逆で、小さな面積で見た時よりも大きい面積でのほうがより暗く感じます。
有彩色では彩度も少し低く見えます。
面積効果とは、これらのように明るさ・色味に差が出るのみならずイメージも変わって見える現象なのです。
面積効果によるさまざまなトラブルを避けるために色見本の大きさの基準を決めている国があるほど重要なことなのです。
もし住宅内装を塗り替え・張り替えする場合も面積効果を考えることは重要です。
非常に面積の広い壁や床は色彩は弱めに設定しておきましょう。
面積効果による色味の変化の違いを認識していれば、イメージ違いのトラブルを防ぐことが出来ます。
色だけを見るのではなく、こういった面積効果も参考にして色を選ぶと良いですね。