屋根素材の特徴とは 〜セメント系〜
2016.07.20 (Wed) 更新
外壁材ほど多くの種類はありませんが、屋根材にもさまざまな特徴を持つものが揃っています。
セメント系の屋根素材には、無塗装品のもので後から塗装を施したり、そのまま塗装をしないで使うものがあります。
また、もうひとつはアクリル系、水系、フッ素系などの樹脂塗料で塗装を施したもので、施工性が高いのが特徴として挙げられる塗装品の屋根素材です。
セメント系には、プレスセメント瓦と、コンクリート瓦があります。
プレスセメント瓦という製造方法では、セメントと砂のモルタルが原料の瓦で材料が厚くどっしりとした印象のものができるため、薄手の石綿スレートに対して、厚形スレートとも呼ばれているのが特徴です。
コンクリート瓦という製造方法では、プレスセメント瓦より砂に対するセメントの割合がすくなく、立体感のある形状が多いことから洋風住宅に向いている瓦が出来上がります。
セメント系の瓦が持つデメリットな点は、防水性に劣っている面であり、そのために粘土で作られている和瓦と違って、塗装のメンテナンスが定期的に必要となってくるのです。