外壁の色はどう選ぶ?色は人の心すら動かす~「白」編~
2017.05.16 (Tue) 更新
こんにちは。富士市、富士宮市の外壁塗装、雨漏り修理専門店のケイテックスです。
前回までは「有彩色」についてお話ししてきましたが、今回からは「無彩色」のお話です。
無彩色は彩度が0で、明度だけで示される色です。今回は明度が高い「白」について見ていきましょう。
ちなみに純粋な白は「明度が最大で、可視光線をほぼ全て反射する」ため、白とは反射された光そのものであるといえますが、ここでは純白に限ってはいません。
・空間を広く感じさせる
膨張・進出色である白は、空間を広く感じさせます。明度の高い色や暖色系はこのような効果を持ちます。
この空間を広く感じさせる効果はお家の色を決める際にも有効です。
例えば玄関ポーチやアプローチ(玄関から道路までの敷地)は広々と見せた方が見栄えが良いため、白を基調にすることで家の周りに広さを演出することができます。また、お部屋は広く見えた方が圧迫感がなく過ごしやすいため、白を基調にして伸び伸びと過ごす空間を作ることが可能です。
・軽さを感じる
白には物体を軽く感じさせる効果があります。例えば同じ重さ、大きさで色だけが違うダンボールの場合、白ダンボールの重さの印象を100とすると、黒ダンボールの重さの印象は187になります。色が違うだけで倍近く認識する重さが異なるのです。
軽い印象は心にも軽く、颯爽としたイメージを与えるので、厳格さよりも軽快さを示したい場合は白を用いると良いでしょう。
「黒」編に続く